記録の整理に行き詰まり、何か新しい方法はないかと考えていたときに出会ったのが「マインドマップ」だった。
頭の中を可視化できて、自由に広げていける――そんな説明を見て、「これならいけるかもしれない」と思った。
最初は順調だった。
中心にテーマを書き、そこから関連する項目を枝のように伸ばしていく。
今までバラバラだったメモや記録が、ひとつの図としてまとまっていく感じがあって、少し楽しくもあった。
しかし、その状態は長く続かなかった。
項目を増やしていくうちに、だんだんと全体像が見えなくなってきた。
枝はどんどん増え、さらにその先に枝分かれが増えていく。
気づけば、どこに何を書いたのか分からない状態になっていた。
「これ、どこにつながってたっけ?」
「このメモ、ここで合ってる?」
そんなことを何度も考えながら修正しているうちに、作業そのものが止まってしまう。
整理するために始めたはずなのに、逆に混乱してしまった。
原因を考えてみると、自分には「自由すぎる構造」が合っていなかったのかもしれない。
マインドマップは制約が少ない分、どこまでも広げられる。
それが強みでもあるが、方向性が定まらないと一気に破綻する。
特に記録の整理のように「後から見返すこと」が目的の場合、
ある程度ルールや型があったほうが扱いやすいと感じた。
今回の経験で分かったのは、「良いと言われている方法が自分に合うとは限らない」ということ。
マインドマップ自体が悪いわけではなく、使いどころの問題なのだと思う。
今後は、もっとシンプルな方法――
例えば、フォルダ分けや時系列で並べるなど、
迷いにくい整理方法を試していきたい。
遠回りにはなったが、自分に合わないやり方をひとつ知れたのは収穫だった。